【YouTube】長崎くんち 本石灰町(もとしっくいまち) 御朱印船とアニオーさんの行列 2013年

 2013年長崎くんち、「長崎くんち 本石灰町 御朱印船とアニオー行列 2013年」をYouTubeゲーム貴族チャンネルにアップしました。

 大航海時代の長崎は本石灰町(もとしっくいまち)の人、荒木宗太郎は秀吉からの朱印状を携えてアジアを股にかけて海外交易に乗り出した冒険商人!

 特にベトナムでは王の信任も篤くついにはその功績が認められベトナムの王族の姫君アニオーと結婚、姻戚関係を結ぶまでになり、宗太郎はアニオー姫を伴って長崎に帰国。長崎港に着いたアニオー姫の持参品とその行列は非常に豪華で本石灰町の宗太郎の家から長崎港まで続くとても長い行列になったといいます。その様子があまりにもゴージャスであったためそれ以来長崎市民たちは豪華な様を「アニオーさんの行列のごたる(まるでアニオー姫の行列のようだ!)」と表現するようになったと言われています。

 この「アニオーさんの行列のごたる」はテレビでくんちの中継番組では定番の解説で、その度にテレビを見ながら「いまどきそげんとくんちの時しか聞かんばい!(いまどきそんな言葉長崎くんちの時期にしか聞きませんよ!)」とツッこむまでがデフォルトですが、海外交易の窓口として栄え目の肥えていた当時の長崎市民をして驚嘆させ方言にその名を残し今だにくんちの題材として取り上げられるアニオーさん、また宗太郎とアニオーさんはとても仲睦まじかったと(それを証明するエピソードを聞きませんが)言い伝えられており、アニオー姫は長崎市民に「さん」づけで呼ばれるほどに親しまれ愛されています。そんな縁で駐日ベトナム大使も本石灰町の奉納に参列、傘鉾入場時に挨拶に立たれました。
 
 その冒険商人荒木宗太郎とベトナムの姫君アニオーさんとの婚礼をテーマにした奉納がこの本石灰町の「御朱印船とアニオーさんの行列」です!
 望遠鏡を覗き込む荒木宗太郎とアニオー役の子どもたち、特にアニオーさんのベトナム風の扇子を翻すご挨拶とかとってもかわいい。アニオー行列にはベトナムの楽団が参加、ベトナムの民族音楽をバックにベトナムの美しい女性たちが民族衣装に身を包み舞踊を披露し本石灰町のめんめんが練り歩きます。
 

 本石灰町の傘鉾は飾りに瓢箪と朱印状、垂はアニオー行列の刺繍。瓢箪はもちろん朱印状の許可を与えた太閤秀吉の暗示ですね!瓢箪を二つ配したのは宗太郎とアニオーさんの夫婦の寓意でしょうか。この傘鉾が回ると垂らした四色の組紐が広がってなかなかに美しい。


 10月7日午後の長坂での動画です。庭先回り〜傘鉾〜行列〜船廻しとひと通り収めました。
 冒頭庭先回りで映されるのは荒木宗太郎が御朱印船に掲げた旗です。東インド会社のマークを逆さまにしたマークを宗太郎は掲げていたといいます。なぜ逆さまのマークを使っていたのか謎ですが海賊対策で「東インド会社の船では?」と海賊を惑わすためであったのではないかと言われています。

 御朱印船の船廻しでは、今年は龍囃子にアレンジを加えお囃子を「石灰囃子」にグレードアップ。演出に静と動のメリハリをつけて前回の奉納から更に完成度をあげて長坂を沸かせました。
 「エイ、オー!」の掛け声で前進後退を繰り返して停止、静寂から次第にテンションを上げて一気に回転する石灰囃子の骨太のビートが一瞬にして長坂を大航海時代の大海原に叩き込む。

 超美麗な朱鷺をあしらった衣装に身を包んだ根曳衆による豪快な御朱印船の船回しをとくとご堪能あれ!!(個人的には踊馬場から最初に退場しようとするとき静かに帰ろうとする演出が好き。もっともその後「もってこい」が掛かって踊馬場に戻るのだけど。)

 そういえばこの御朱印船の重量は5トンだそうです。長崎くんちでは「船の重さは5トンたい。なんでかて言えばお諏訪さんの階段ば降りるときゴトンゴトンて音のすっけん(船の重量は5トンです。何故ならば船が諏訪神社の参道の階段を引き下ろされるときに車輪がゴトンゴトンと音をたてるからです)」という定番のギャグがあるので船の重さは5トンと答えるのがお約束なのですが、この御朱印船は本当に5トンらしいです、長崎新聞やオフィシャルのHPにも書いてあったから多分本当(いや長崎人だからそこも含めてお約束を書いてるかもしれないけど)。

 あと、根曳衆の衣裳も素晴らしいのだけれど他の本石灰町のめんめんの衣裳もベトナムの民族衣装で揃えていて素晴らしい。特にアオザイ、アオザイは良いですねアオザイ


 小屋入り、打込み この打ち込みの時お囃子が変わってて「おや?」っと思ったのを思い出しました。

 長崎の歴史といえば徳川幕府による鎖国後の海外に対する唯一の窓口として出島や唐人屋敷あたりがよく注目されるんですけど、鎖国以前の長崎の商人たちが自ら船出していたという長崎代官村山等安とか末次平蔵が活躍したちょっとカオスな時代の長崎も魅力的だなってこの本石灰町の奉納を見て思ったのでした。

■参考動画

 2006年の御朱印船 今年との演出の違いが良くわかります。「静かに帰る」のはこの時からやってます。

■参考リンク
本石灰町御朱印船2013・・・くんち踊り町本石灰町のオフィシャルサイト
長崎新聞・・・御朱印船の紹介記事

カテゴリー: おくんち, ローカル, 映画・動画, 長崎 タグ: , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。