引越とモノ

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 昨年末に引越をした。画像は退出のときに記念に撮ったもの。
 引越は引越の業者に頼むと、荷造りとか開梱を大人数でやるせいか、バカみたいに金がかかる。だから自分で段ボールに梱包して、前の仕事で世話になった運送会社段ボール箱一箱いくらって勘定で頼んだ。時間に余裕があるならこうしたほうがぜんぜん安い。
 荷物を減らすために本を処分した。以前日記にも書いたが今回さらに大量に「まんだらけ」に本を送った。古本の買い取りは「BOOK OFF」でもやってくれる。「BOOK OFF」は引き取りの便まで手配してくれるし運賃は負担してくれるのでお手軽ではあるが、買い取り金額が笑ってしまうくらい安かったので一度キリしか使っていない。やはり多少運賃がかかっても、自分が金を出したモノにそれなりの価値を見いだしてくれるてくれる方に譲りたくなるのが人情。
 更に要らない家電製品を処分。家電リサイクル法で定められた家電4品目(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)は購入した電気店や回収業者に引き取って貰わなくてはならない。オレは冷蔵庫とテレビと洗濯機を処分することにして市のホームページで紹介してあった回収業者に電話をかけて費用を聞いてみた。そしたら、これがけっこう高い。細かく聞いてみるとリサイクル費用と回収手数料というものがあり、リサイクル費用とはテレビや冷蔵庫それぞれに定められたリサイクル費用で、これはどこの業者も一律で違いがない、回収手数料は処分するモノを引き取って処分場まで持ち込む手数料で、これは業者ごとに違うという。更に、じゃあ、その処分場に自分で持ち込んだら手数料はかからないのか?と聞いてみると、個人でも郵便局でリサイクル費用を支払い伝票を受け取って処分場に持ち込めばリサイクル費用だけで処分できると教えてくれた。もっとも、オレは輸送手段を持ってなかったので、結局業者に回収を御願いすることにしたのだが。その回収手数料だが、幾つかの業者に聞いてみたが一台あたり2000〜4000円くらいで結構バカにならないくらい費用に開きがあったので一番安いところに依頼した。依頼したんだが、業者が来る一時間くらい前にテレビ、冷蔵庫、洗濯機を外に出しておいたら、テレビが無くなっていた。誰かが「まだ使える!」と思って持って行ってしまったのだろう。リサイクルショップに売ろうとした古すぎて買い取れないと言われたのだが、タダなら欲しいヒトも居るらしい。
 本にしても家具にしてもゲームにしても、要らなくなったと言ってアッサリと捨ててしまうのは、なんとなく忍びなく思う。ともに暮らしてきた歳月、買ったときの思い入れが手放そうとする刹那、鮮明に蘇り、手の動きを鈍らせる。またモノにココロがあろうはずもないんだけど、やはりモノとして作られた意味を全うさせてあげたくなる。今回の引越で手放したモノ達が新たな持ち主のもとで有意義に使われるよう願った。

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