長崎ランタンフェスティバル(6)

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新地中華街から少し外れた、なだらかな坂を上ったところに唐人屋敷と呼ばれる場所がある。
唐人屋敷とは、キリスト教の禁止とか、密貿易管理とか、鎖国政策の徹底のために堀とか塀とかで囲われたかつて日本に駐留した中国人達の居留地の遺構。江戸時代から幾度かの建て直しをしながらも残ってきた土神堂、天后堂、観音堂、それに明治期に建てられた福建会館天后堂、この四つのお堂辺りを指して唐人屋敷と呼んでいる。ランタンフェスティバルではこの唐人屋敷一帯を「唐人屋敷会場」としてランタンによる飾り付けがなされ、胡弓の演奏等のミニコンサート、龍踊り等などが開催された。また、四つのお堂を巡って「家内安全」などの御願いを込めた蝋燭を灯すという「蝋燭ラリー」もある。


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土神堂。
土地を守る中国の神様「福徳正神」とも呼ばれる土神を祀ったお堂。オレが小学生の頃は門は閉ざされ、真っ黒で、庭も草ぼうぼうのお化け屋敷のようだったが、現在ではすっかり綺麗になった。反り返った屋根がいかにも中国風!
このお堂の前で4本セットの蝋燭を購入、4つのお堂を巡って蝋燭に火を灯すのだ!
ついでに4つのお堂にはスタンプもあり、スタンプラリーができたりする。4つのスタンプを集めると抽選で豪華景品あり。
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福建会館天后堂。
土神堂から左、なだらかな坂の車道を上ると程なく左手に福建会館天后堂が見えてくる。天后とはつまり媽祖様のこと。かつてはこの場所に「聖人堂」(孔子廟?)が建っていたらしいがなぜか建て替えられたそうな。ココはランタンフェスティバルの「媽祖行列」のスタート地点でもある。ランタンフェスティバル開催中は胡弓の演奏やオペラなどのミニコンサートが開かれる。
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天后堂。
前出の福建会館天后堂とは別の天后堂。土神堂から右に向かい、館内市場と呼ばれる小さな市場の中を通って階段を上っていくと突き当たりに小さなかわいらしいお堂が見えてくる。それが天后堂。やはり媽祖様が祀ってある。ちなみにオレは小さい頃この館内市場にお使いで買い物をしたものだ。また、たまに家族で外出したときはこの館内市場の杉岡果物店(杉岡フルーツだったかな?)で果物を買って帰るのがちょっとした贅沢だった。
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観音堂。
福建会館天后堂と同じならびの坂を更に上り、天后堂のある辺り、左手に小さな路地がある。この路地の奥に石造りのアーチがあり、そこをくぐると観音堂。その名の通り観音菩薩を祀るお堂。画像は観音堂とそこに祭られた小さな素朴で愛らしい観音様などの像。スミにあるホコリをかぶった古い像も笑顔がステキ。
ランタンフェスティバルによって多くの観光客がこの唐人屋敷を訪れた。彼らは蝋燭も買った、お賽銭も入れた。これらの収入でがっちりと唐人屋敷を保存していってもらいたいなあって思った。
オレ好きなんだよ、何か懐かしくてなあ、この唐人屋敷とか館内市場の辺り。
■参考「唐人屋敷 オフィシャルサイト

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