先日山口県下関にある唐戸市場に行ってきた。

唐戸市場にズラリとならんでいた寿司
唐戸市場にズラリとならんでいた寿司

唐戸市場
明治の開国以来下関周囲には銀行や領事館等が建ち唐戸の街も発展、それに伴って流通販売の拠点のニーズが高まったのだろう、1933年(昭和8)に唐戸市場のもととなる「魚菜市場」が開場したという。以来施設内に食料品の総合小売センターを設けたり、農産物の直売を行ったり、地元生産者中心の朝市を行ったりしながら現在の形になった。

唐戸市場の内部
唐戸市場は卸売り市場でありながら、生産者の一般への直売も行うユニークな市場で施設内には様々な業者が軒を連ねて販売コーナーを設けている。この唐戸市場の建築、市場全体が上から見渡せるようになっていたり、関門海峡を望むテラスがあったりと市場でありながらかなりエンターテインメント性を意識した造りになっている。

唐子市場の店
このようにズラリと並べられたヤツを「アレとコレとソレ」みたいな感じで買っていく。
フレッシュな魚が大量に並べられ、元気の良い市場の店員とのやり取りがあり、市場らしい熱気と活気にあふれている。

ふぐ料理
ふぐの揚げ物に刺身。

ふぐ汁
下関といえばふぐ。
勿論この唐戸市場もふぐを扱っており、上記のようにふぐの揚げたやつがわりとぞんざいに売られている。朝であるにもかかわらず思わず揚げたてをガツガツと買い込んで美味い美味いと喰いまくった!!

マグロ専門
こちらの店のスタッフさんは全て赤白のボーダーで統一!すわッ楳図かずおの熱狂的ファンの店か?!って思うかもしれないけど、実はマグロの赤身と脂、トロ的なものを意識したカラーだそうな。
そういえば黄色の服でキメテル店もあったけどアレはトラフグを意識してるのかな?

唐戸市場で食べた寿司(鯨とかトロとか)
市場は早朝から動き出す。そのためこの唐戸市場には朝入場した。
「朝からそんなに食えね~よ~」とか思っていたが現場の熱気とフレッシュで大量の魚介類を目の当たりにすると突然なにか脳内で変なホルモンが分泌されたのか、胃袋が「ふぐ喰え、トロ喰え、鯨食え」と大合唱を始めて勝手に俺の手足を支配して次々と店舗を回らせ、食料を買わせ、休むまもなく胃袋へと流し込ませ、そしてまた「はまち、エンガワ、ツブ貝よこせ」といつまでもいつまでも魚介類への愛で俺をコントロールし、その欲望は決して尽きることがなかったのであった!!
建物の造りからしてそうだし各店舗も来場者を楽しませるような飾りなどもあり、また唐戸市場のホームページを読んでもエンターテインメント性を意識していることが良く分かる。冷静に見るとそんな格別安価というわけでもなく、寿司を食うならちゃんとした寿司屋で食ったほうが旨いのかもしれないが、この熱気というか、ライブ感覚というか、自分で市場を歩いて好きなものを思いっきり買い込んで食べまくるという体験は格別の楽しさがある!
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