男の子の節句になると長崎の和菓子屋の店頭に「鯉菓子」が姿を現す。

女の子の節句には桃カステラ、そして男の子節句にはこの「鯉菓子」が登場するのだ。
木型で煎粉餅を鯉の形にしたお菓子で、中にたっぷり餡子が入っており、猛烈に甘い。
俺の記憶の中の鯉菓子は餅の部分は硬くて餡はバサバサ、ただ甘いというだけの、ホントに「飾りだけど食べようとすれば食べられなくも無いよ?」みたいな代物だったけど今年食べた鯉菓子は餅も柔らかくとても美味しかった。
ただ鯉をブツ切にしないと食べられないのが残念。せっかくの形なのに切ったとたんに鯉ではなく、餡がむき出しの餅の切れ端になってしまう。

鯉の形は店によって違う。木型が店によって違うから。
この木型の出来の良し悪しで鯉の格好も当然変わってくる。店ごとの形や色の違いを見るのも面白い。
それと、やはり大きい!食いでがありすぎる!!
もっとも、「鯉だ!」という説得力のあるサイズでなければ鮒か金魚かと思われてしまうから、コレはコレで良し。
町中が陶器市の会場なので、お気に入りの器を探しているとかなりの距離を歩くことになる。
あー疲れた、ちょっと休もうか?

こちらのコーヒーは、カップがおまけで付いてくる。アイスコーヒーでも飲んで一休み。

歩いていると、お腹も空いてくる。そんなときには、この「ごどうふ(呉豆腐)」がお勧め。
「ごどうふ」は豆乳を葛で固めたもの。これを冷やしてヌタや黒蜜などをかけていただく。独特の粘りとツルリとした食感で何とも言えない喉ごしが堪らなくイイ!

陶器市の様子を激写していると、寿司屋の前で「いらっしゃいませ〜!」と元気に声を出している女子を発見。カメラを向けると無邪気にピースサイン。
なんとも素朴で可愛らしい看板娘であることか!

今回の陶器市で入手したもの。
とにかく、蕎麦猪口が欲しかったのでウロウロして見たんだけど、なかなか「コレッ!」というのに巡り会わなかった。仕方ないので、無難で安いのにしました。同じ器が複数の店に置いてあるので一番安い店を探したりするのも楽しい。
また、「在庫は展示品限り、ココにあるだけです、お買い得です、これが最期です!」と店員さんが声を張り上げていたので観察していると「展示品限り」であるはずの在庫が、売れる端から次々と店の奥より供給されるというえげつないシーンも目撃。
まあ、陶器市はお祭り、多少のえげつなさもあってしかるべき。買う側も、「器に惚れて買う」という強い自我を持つ、或いは知恵を働かせて売る側の仕掛けを見抜くといったことが陶器市を楽しむ為には必要かも知れない。
蕎麦猪口以外はすべて、衝動買い。中でもウサギの茶碗は今回一番のお気に入り。このウサギの茶碗にこの陶器のシャモジでご飯をよそって食べる・・・ああ、もう、その瞬間を想像するだけで・・・。
日本を代表する工芸品、有田焼の市が毎年ゴールデンウィークに開かれる。
長崎からそう遠い距離ではなく、日帰りが可能。せっかくなので有田陶器市に行ってきた。

通りの両脇に陶器屋がずらりと建ち並び、その前にずらりと陶器が並べられている。
陶器市には、軍手、リュック、帽子という装備で訪れるのが上級者だという。
陶器を傷つけない、手垢をつけないという配慮、リュックは重たい陶器を品定めするには両手を開けておく必要があるから、そして帽子は日中を歩くための日よけであるという。

そもそも陶工が本気で精魂込めて造った伊万里など、手に届こうはずもない。と、いうかそんな本気と向き合うだけの心構えでこの陶器市に来たわけでもない。
だから、こんな通りに並べられた投げ売り状態の陶器ぐらいがオレには丁度良い。マスプロダクツなものばかりだが、これだけ沢山あれば、安物といえどもチョット気になるような、自分好みの一品と出会うことだってある。また、同じ焼き物をアチコチの店で見かけたりもするが、勿論店によって値段が違ったりするので安い店を見つけると、何だか嬉しい。

そして、ある店にはいると茶碗を木琴のように打ち、楽器にして演奏する女子を発見!
有田焼きの大小様々な食器をうち鳴らすこの楽器、碗琴と言うそうな。
【ムービー】
碗琴の演奏。短いんだけど、せっかくなので。お茶碗の妙なる調べをお聴き下さいませ。
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