【どんなゲームも見放すな!】マグマックス(FC)

少年時代、強くあこがれたモノ、それは合体変形メカ!
合体変形して圧倒的な破壊力で悪を粉砕するメカ達!!
そんな少年の夢に真っ向から挑戦したゲームメーカーがあったことを皆さんご存じか?
「バンダイ?バンプレスト?」
彼らは確かに数多くのロボットアニメ物に手を出しているが、ちょっと違う。
なぜならそのほとんどが版権モノ、彼らのオリジナル作品が僕らを熱くさせたわけじゃあないから。
「少年の夢に真っ向から挑戦したゲームメーカー」ってのは、そう、ニチブツだ。
僕らを最初に熱くさせた合体モノのゲームは何だったろうか?それは、「MOON CRESTA」ではなかったか!


「MOON CRESTA」と言えば、「敵の動きがトリッキーすぎる」、「ボーナスステージは合体」、「三号機はホントに使い難い」、「効果音やBGMが耳に残る」と話せば長くなる。
「MOON CRESTA」の続編の「テラクレスタ」も凄かった。「二号機がいきなりデカイ」、「フォーメーションが強力」、「五機合体で火の鳥」、「BGMがステキすぎる!」、「サターンの3Dはアレだ」と、これまた語り出すと長くなりそう。
テラクレスタの続編「UFO ROBO DANGER」なんか特にオレ、好きだな。
「UFO ROBO DANGER」の自機は他の二機の飛行機と合体してロボットに変形、後方に敵の体当たりを防ぐバリアを張り、前方に横軸の動きが自機と同期するロケットパンチを発射する(このロケットパンチが実に気持ちよく敵を壊す)。更に進むと武器が出てきて自機がロボットの状態ならばこれを装備して攻撃力がアップ!そして更に進むとUFOが出てきて、これと合体すると圧倒的な攻撃力(とでっかい当たり判定)を持つ巨大UFOロボになることができるのだ!
勿論、「テラクレスタ」で好評だったフォーメーションボタンも健在。そして、当然「MOON CRESTA」からの伝統どおり、いくら合体していても、合体したパーツは敵の弾一発で気前よくぶっ壊れる。
ニチブツは他に、「妖魔忍法帖」という忍者をテーマにしたトップビューのシューティングゲームも出してたな。忍者、おお、これまた少年の夢ではないか。
と、いうわけで、そんなニチブツの合体ロボットゲーム「マグマックス」をファミコンで遊んでみた。
mmax.jpg
地上面と地下の面があり上下に行き来する。地上の明るさに比べて、地下の訳の分からない雰囲気がBGMも含め、初見の当時オレをしびれさせた。自機は上半身、下半身と合体してロボットになり、高い攻撃力を持つ波動ガンを持って攻撃できる。このロボットがまた、ブリキでできた昭和のおもちゃ風でステキ。(イラストではブリキのおもちゃみたいじゃないけどね)やはり合体するごとに強力な攻撃力を持つんだけど、当たり判定がでかくなり、そしてそのブリキのおもちゃのような見た目のとおり、期待を裏切ることなく、敵の弾一発で気前よくぶっ壊れて丸裸になる。
この丸裸になったときの心細さがタマラン。一回の被弾では残機が減らないので、コナミのグラディウスシリーズとは違った哀愁があるなあ。
ニチブツと言えばフクロウがトレードマーク。
フクロウ、それは英知の象徴か、それともあるいはアミューズメントという闇の世界に生きながらも、JAMMAに背を向けるという道を選んだゲームメーカーの孤独のアレゴリーか?!
そんなニチブツが、少年の夢では飽きたらずDVDを搭載した麻雀ゲームで「オトナの男の夢」に真っ向から挑戦しているのは、また別の話。
【参考リンク】
古ゲー玉国
(ゆかい4コマ劇場、マリオ先生アマ野球編の第5話「恐怖!機動ロボ学園」の巻にマグマックスが登場、期待どおりの活躍!)
ところで、ニチブツは在庫があればプレイステーション以外のソフトの通販を受け付けてるそうな。興味があったら覗いてみよう!
■ニチブツの「コンシューマ・プロダクト」のページ。

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