【YouTube】長崎くんち 桶屋町 本踊り「長唄 錦輝弥栄宇舞社(にしきてるいやさかえませまいのにわ)」

 2013年長崎くんち 桶屋町 本踊り「長唄 錦輝弥栄宇舞社(にしきてるいやさかえませまいのにわ)」の動画をYouTubeゲーム貴族チャンネルにアップしました。

 桶屋町といえば桶を作る職人たちの町でこの街のシンボルは天狗の団扇。風を操る妖かし天狗の団扇が町の印とされているのはやはり「風が吹いたら桶屋が儲かる」からきているのでしょうか?白象のカラクリの傘鉾が特に有名。鼻を巻き上げるカラクリの白象の和時計の上に金色に輝く天蓋に鎮座する異人が鐘を打ち鳴らす仕掛け。これは長崎市の文化財に指定されているほどの逸品。この傘鉾のモチーフはオランダ船から桶屋町の豪商にプレゼントされた象の時計であるといいます(参考リンク「旅する長崎学」)


天鵞絨の輪、垂と真っ白な象、金色の異人とのコントラストが素晴らしく、一度見たら忘れない強烈なインパクトのある傘鉾で実に長崎らしい傘鉾の最高傑作と言っても良いのではないでしょうか。そういえば2012年に長崎歴史文化博物館で開催された「象展」でもこの傘鉾が展示されていました。
 踊りの序盤子どもたちが天狗の面と団扇を持って象を曳いて踊るのはこれらの桶屋町のシンボルを織り込んだ演出なのでしょう、こういった町の由来や歴史への思いやこだわりを奉納の演出の中から読み解くのも長崎くんちの醍醐味の一つであると思います。


 朝7時から始まる長崎くんち初日の一番町の奉納、差してきた朝日に照らされて映えるこの舞の見事さよ。
 今回の桶屋町の奉納の見所は「早変わり」中盤での衣裳の早変わりに長坂は大いに湧きました


 総出の「ぶらぶら節」は圧巻。長坂の見物客たちも手拍子に合わせてぶらぶら節を歌い大いに盛り上がっていました。


 初日午後の長坂での舞です。傘鉾〜本踊り〜所望踊りとひととおりを収めました。


 桶屋町の小屋入りの様子です。


2006年(前回)の桶屋町の本踊り「長崎くんち 桶屋町 本踊 錦輝象引民舞賑 2006 」

■参考リンク
長崎新聞 桶屋町の紹介・・・http://www.nagasaki-np.co.jp/news/k-kunti/2013/09/25090801.shtml
旅する長崎学 第8回 象が行く・・・http://tabinaga.jp/column/008.php

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