【CM】メガドライブ セガ ソニック・ザ・ヘッジホッグ

御存知セガのソニック・ザ・ヘッジホッグです。このゲームを初めてプレイしたときの衝撃は忘れられません。ループする道や壊れる床を駆け抜けたあのスピード感、敵を倒すときの「ポケン」っという独特の感触、ダメージを受けたときの「チャリャリャ~ン」というリングのばら撒き具合、各面に仕掛けられたギミックの数々、グルグル回るボーナスステージ等とにかく新鮮でした。またどこかとんがった感じの背景と清々しい音楽、キュートなキャラクターなんかも実にセガらしいなあと感じたものでした。
このCMでソニックは見事なブレイクダンスを披露していますが、ソニックのアクションにはブレイクダンスの影響があるという設定が既にこの頃から出来上がっていたのでしょう。
またこのデビューCMの彼の顔には現在の抑圧を嫌い自由を愛し気ままな風のように生きる、弱きを助け強きを挫く孤高のアナキストのクールでトンガッた面影が無く、ふにゃっとしててとってもマイルドなんだか素直でいい人っぽい。これはいきなりトンガッたキャラでは一般の支持を得にくいので、とりあえず親しみやすい顔でデビューさせようというセガ広報の高度な判断であったのでしょうか!
アレクに代わって任天堂のマリオを倒すべく最強の布陣でもって生み出されたセガのリーサルウェポンは、この後長年にわたって宿敵マリオを筆頭に様々なメーカー(勿論身内のセガも含めて)が送り出す劇的に進化したハードの高度な表現力と潤沢な広告予算を背景に強烈な個性を付与された数々の新参キャラクターどもと、ゲーム業界での生き残りをかけた凄まじい戦いに自ずと飛び込まねばならない宿命だったのです。そんなハードな人生を歩んだら、そりゃあ顔つきも変わるってもんでしょう。
そして時は流れていつしかライバル達はついに「スマブラ」という同じ土俵で闘うこととなりました。任天堂という強大な敵地に乗り込む姿もクールでトンガッたソニックに実に似合ってます。(またあと1人はスネークなのでこれまた設定にぴったり)
超高速で画面狭しと駆け回り、髭の中年や電気ネズミを翻弄する青い疾風の姿に思わず目頭が熱くなったものです。

世界的にはマリオを凌ぐ人気と言われるソニックの初々しいデビュー映像をじっくりと御堪能ください。

・ナレーション 今は亡き広川太一郎氏の名調子!とかなんとかいっちゃったりなんかしたりして!!
・BGM UFOキャッチャーでもお馴染み

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