花輪和一と行刑改革会議

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昨年、名古屋刑務所で刑務官による死傷事件が発生したことから、法務省主催による行刑改革会議が開催されることになったそうだが、その第3回会議(平成15年6月16日)に服役経験者として、作家の安部譲二氏と漫画家の花輪和一氏が招かれ、ヒアリングが行われた。大変興味深い内容なので、是非読んでみていただきたい。
以下は、名古屋刑務所での事件について聞かれた花輪氏の回答を抜粋したものであるが、独特の考え方をしておられるところが、とてもよく現れている。

花輪氏:名古屋刑務所のことは自分は分からないですね。(略)自分が思うに,その死亡した受刑者は,自分で自分を憎んでしまったんではないでしょうかね。自分で自分を憎んでしまって,もう生きていてもしようがないから死にたかったというか,それで死んじゃったんではないかなというふうに思うんですけれども。もし死にたくなければ,その状況を切り抜ける道,助かる道は幾らでもあると思うんですよ。例えば,看守から暴行を受けた場合に,死にたくなければ,土下座して,わんわん泣きながら「すいません,勘弁してください」と言えば,人間だから,もうそれ以上はできないと思うんですけれどもね。何でそういうふうにできなかったのか,そこがすごく不思議です。

【参考リンク】
『花輪和一』 復刊特集ページ

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