海堡(かいほう)とは、海に作られた要塞のことで、東京湾には、第三海堡までが建設されたのだが、現在、第一海堡は、許可なく上陸することが出来ず、 第三海堡は、関東大震災により大部分が水没暗礁化し、海難事故が多発したため、2007年を目途に撤去作業が進行中である。
残りの第二海堡に関しては、釣りの名所として有名であり、一般人が船で渡ることが可能だ。
また、ここは、映画やテレビのロケ地としても度々使用されているようで、松田優作主演の「蘇る金狼」や「宇宙刑事ギャバン」では、「マクーの鬼首島総本部基地」としても使われたらしい。ちなみにギャバン役の大葉健二氏は、先日公開されたタランティーノ監督の「KILL BILL Vol.1」にて服部半蔵の弟子役で出演中なので、お見逃し無く。
さて、その第二海堡への行きかたであるが、京浜急行金沢八景駅よりシーサイドラインにて野島公園駅下車徒歩2分。橋を渡ったところの「村本海事」という事務所から出る船で、片道30分である。料金は、往復3700円。なお、海堡には、自動販売機など存在しないので、事前に飲食物の購入は必須である。もちろんトイレもない。
旧日本軍が作った歴史の遺物。興味があれば、人口の海の要塞へ行ってみるのもいいかもしれない。
【参考リンク】
「猿島」戦争中の要塞や砲台の跡が残る東京湾に浮かぶただ一つの自然の島
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